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イオンクレジットサービス(イオンカード)の過払い金返還請求について

イオンクレジットサービス(イオンカード)の過払い金請求の対応

イオンクレジットサービスの過払い金請求の対応は比較的に良いと感じられます。 

裁判を起こさなくても,過払い金元金の100%程度の返還を受けることができますが,過払い金の利息についても返還してもらおうとなると,裁判を起こさなければなりません。

また,法律上の争点がある場合にも裁判が必要になることがあります。

そのため,イオンクレジットサービスへ過払い金返還請求を行うに際しては,裁判をした場合としない場合で,お手元に返還される過払い金がどのくらい変わるかということを検討する必要があります。

 

 イオンクレジットサービスへの過払い金返還請求の目安は次のとおりです。

 

イオンクレジットの過払い金返還の目安
  返還金額の割合 返還されるまでの期間
裁判をしない場合
(返還時期を重要視)
元金の100% 和解から2~4か月後
裁判をした場合
(返還金額を重要視)
元金の100%+過払い利息 和解から4~6か月後

これらはあくまでも目安です。

 ただ,イオンクレジットは裁判を行った場合には,過払い利息が高額に発生していたり,法律上の争点があるような場合でも,あまり争うことは無く,全額を返還してくるケースがほとんどです。

イオンクレジットに対して過払い金返還請求を行う場合の注意点

◎イオンカードで現在もお取引中である場合◎

イオンクレジットに対して過払い金返還請求をするにあたって,誤解をされていることが多いことがあります。

それは,イオンクレジットに対して過払い金返還請求すると,現在もイオンカードを利用している場合に,今後そのカードが利用できなくなってしまうのかという点です。

この点,結論から申し上げると,イオンクレジットに対して過払い金返還請求をしたとしても,利用しているイオンカードには影響が出ません。

つまり,そのまま利用することが可能です。

簡単に説明しますと,イオングループの金融事業再編によって,イオンクレジットが発行していたカードでキャッシングを利用していた方は,途中からイオン銀行が発行するカードへ切り替わっています。

つまり,会社がイオンクレジットからイオン銀行に代わっているのです。

引き続きイオンクレジットがイオン銀行の発行するカードの業務を受託して行っていることもあり,そのことに気づかず,ずっとイオンクレジットで利用していると思っている方が結構多いです。

そのため,イオンクレジットへ過払い金請求するとイオンカードも当然使えなくなってしまうと思ってしまうわけです。

 でも,それは誤解です。

イオンクレジットとイオン銀行は別々の会社ですから,イオンクレジットへ過払い金返還請求したからといって,イオン銀行のカードに影響が出ることはないのです。

 

ちなみにイオン銀行が発行するカードは過払い金の対象とはなりません。

 

ただし,一つだけ注意点があります。

イオン銀行のカードの保証会社はイオンクレジットサービスです。

そのため,イオン銀行の取引で支払が遅れてしまうなどして,保証会社であるイオンクレジットサービスへ債権が移ってしまっている場合は,過払い金の請求相手も,債務が残る相手もイオンクレジットサービスとなりますので,影響が出てきます。

 少し分かりにくいかもしれません。詳細はお問い合わせいただければと思います…。

なお,2023年(令和5年)6月1日に,イオンクレジットサービスは,イオンフィナンシャルサービス株式会社に吸収合併されましたので,今後はイオンフィナンシャルサービス株式会社へ過払い金を請求することになります。

 

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